この人もキャリアの長い作家さん。
タイトルの「脅迫結婚」が扇情的ですが、
内容はなかなかピュアでよかったです。
ヒロインとヒーローは10歳ちがいで、
ヒーローは、実業家であるヒロインの父の右腕として働き、
チャンスをあたえてくれた彼を恩人として崇拝している。
ヒロインは、おそらく12歳くらいの時にヒーローと出会い、恋心を抱く。
そして、17歳で父をなくした後、彼のプロポーズを受け、結婚式を挙げる。
が、亡き父の妻である継母から、ヒーローとの情事をほのめかされ、
式場から逃亡する。
そして4年後、リオデジャネイロで
ストリートチルドレンのために働くヒロインは、
父の莫大な遺産を役立てたいと思い、
故郷へ帰り、ヒーローと再会する。
が、ヒーローは、一度遺産を放棄する意志をしめした彼女に
お金を渡す義務はないといい、
「尊敬する恩人の血をひく子供が欲しい」と、
彼女が彼の子供を産むことを条件に200万ポンドの寄付を申し出る。
ヒロインは悩んだ末、その条件をのむことに・・・
・・・ヒーロー、実はほとんど初対面の頃から、ヒロインにラブラブなのです。
けれど、彼女が16歳になる直前に、ヒロインの父に
「娘が21歳になるまでは、愛を告白してはいけない」と約束させられ、
忠実にそれに縛られています。
彼女を自分のもとにひきとめるために、無体な条件wを突きつけますが、
内心は彼女への愛でいっぱいです。
うっかり手を出しちゃった後も後悔の嵐です。
外見傲慢、実は熱愛ヒーロー、言動は一部「こらぁ!」って感じですが、
なかなか萌えるお話でした。